
2021年度の「ぶどうとワインの資料展」は、
ありがとうVinotheque ‐サスティナブルなぶどうワインを目指して-
をテーマに、2021年10月1日から11月28まで開催されました。
私たち甲州市立勝沼図書館は、「ぶどうとワインの資料数日本一」を自負する図書館として、この豊かな文化を次世代、そして世界へ伝える活動を続けています。
2021年は月刊『ワインと酒の情報誌 ヴィノテーク』の終刊にあたり、ご寄贈いただいた創刊号から、終刊まで、雑誌の中で紹介された甲州市のワイナリーなどをご紹介し、回想から、サスティナブルなぶどうとワインを見つけ楽しんでいただきたいと企画しました。
目次
2020年終刊を迎えた、国内初のワイン専門雑誌『ヴィノテーク』創刊から40年の歴史の中で「勝沼」そして「甲州」に出会う旅
「ワイン」 麻井宇介 『ワイン WAIN VIN』 より
世界のワインのはじまり
[地球を大切にしよう。ワインを造ることのできる 唯一の惑星なのだから]
『ワインの世界地図』ジュール・ゴベール=テュルパン/著
Vinotheque ヴィノテークとは、〝ワインとワインのぎっしり詰まった箱〟を意味します。
『ヴィノテーク』 初代編集長 吉田節子さん
日本で初めてのワイン雑誌発刊についての思いや、産地勝沼に寄せる未来への希望・展望を伺いました。
『ヴィノテーク』記事からのご紹介
- パスツールの酒 [1982.7№28より]
- 思想のある日本ワイン 山梨人物史 [2020.10№489より]
未来を見つめていくためには、過去を振り返り、現代を知る必要がある。
――日本ワインの発展において極めて重要な役割を果たした人物史が紹介されています。
『ヴィノテーク』という雑誌について、
ワイン産地勝沼に寄せる未来への希望・展望を4人の方に伺いました。
メルシャンの名エノログ
シャトーメルシャン 安蔵光弘さん
私が酒造りを職業に選んだのは大学生の時に、母校の東京大学農芸化学科の発酵学研究室の教授の『日本の酒』と『世界の酒』(いずれも坂口謹一郎/著)を読んで、微生物学と酒造りに興味を持ったことがきっかけです。
日本のワインも世界で戦える!
丸藤葡萄酒 大村春夫さん
たとえ少量でも勝沼のアイデンディティ―が色濃く反映されるぶどう栽培、ワイン造りを目指して行くしかないかなあと思うこの頃です。
「産地の味は、勝沼の歴史」
中央葡萄酒 三澤茂計さん
伝統品種甲州葡萄を背景に栽培家・醸造家の顔がみえるワイン造りに挑戦。
ゆるぎない歴史を持つ勝沼町であるが、過去の輝きを懐かしむだけの観光地にしたくない。
葡萄畑の景観とワイン生産地を護る
Nikkawaワイナリー 吉原和夫さん
サラリーマン生活を退職後、自分でぶどう栽培がしたくなり、醸造用ぶどう栽培を始めた頃から、東海大学の生涯学習講座「初級者限定ワイン講座」を受講し、その時の講師・ワインライターの葉山考太郎さんと出会い、ヴィノテークとのご縁をいただきました。
家族で経営する、「ワインを楽しむ時間を楽しむ」そんなワイナリーを目指したい。
「今は昔」
中央葡萄酒 三澤茂計さん
中央葡萄酒「グレイスパートナー」様へむけた月刊通信誌「グレイスレター8月号」でのコラム。
60年前の課題が今も変わらず日本ワインに持ち越されている。
――― 「『産地の味』をね、見つけていく、というか、目指していくことがこれからの課題で、取り組んでいきたい、考えていきたいことなんですね。・・・」
ワインを飲もう ぶどうを食べよう そして思考しよう
まだまだ、わたしたちには、できることがたくさんある
私たちは この場所で バランスの良い
調和のとれた暮らしを続けていけることを心から願っています。
アーカイブページ
開催資料の表紙と共に、展示内容の概要を記しました。配布資料のダウンロードができる回もございます。